三澤先生海外留学の現地報告 Part2
1.カナダ、モントリオールについて
カナダは、国土は日本の28倍、人口は3400万人と日本の3−4分の1で、モントリオールは、トロントに次いで、カナダ第2の都市で、人口340万人の大都市です。モントリオールという都市は、オンタリオ湖(五大湖の1つ)からハドソン湾に流れるセントローレンス川の中州(巨大ですが)に発達した都市で、以前オリンピックが開催され名前は聞いたことがあるのではないかと思います。カナダは独立以前にイギリス領とフランス領であった関係で、公用語が英語とフランス語の両方であり、首都のオタワから東はフランス語圏、西は英語圏です。ケベック州はフランス語が公用語ですので、街中の表記は基本的にフランス語ですが、こちらの人は英語とフランス語を普通に使い分けることができるようです。(まずBonjourといわれますがHelloやHiなどと返事をするとすぐ英語で話してくれます。)品物などの説明は、英語とフランス語の両方の表記が義務付けられているようでフランス語が分からなくても何とかなりますが、店や公共の場所などはフランス語のみの表記のことが多く困ることも多いです。
2.モントリオールの生活について
モントリオールに来る前は日本より物価が高いとは思いませんでした。食料品には消費税がかからないようなので食料品は安いです。野菜と鶏肉は日本と同じぐらいな印象、魚は鮭かマスなどで(Poissonとしか表記されないので正確な種類は不明です。)すこし高い印象、豚肉や牛肉はすごい安いです。ただ全体的に小分けされていないので結局は高くついてしまう感じです。消費税は13%で食料品以外を買うと計算を間違えられているような気分になります。外食については、日本で出てくる量の1.5〜2倍の量が出てきますが値段は少し高め、さらに消費税やチップなどかかるのでかなり高くつく気がします。こちらの人は公園などでサンドイッチなどを食べていることが多いのですが、この方法が一番安くつくからかもしれません。
モントリオールの市街地は、地下鉄がかなりの範囲をカバーしていて、本数を多いので地下鉄沿線で生活する分には車は必要ありませんが、少し郊外に出るには車が必要になります。郊外との連絡は高速道路が主体で高速道路は無料です。交通マナーは比較的良くて、街中や高速などでむちゃくちゃな運転をするドライバーはほとんどいません。道も広いので右側通行なことを除けば運転はしやすいです。
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