神経・筋原性側弯症とは多様な神経、筋肉の疾患によって発症する側弯のことである。
多い疾患としては脳性麻痺、脊髄髄膜瘤、脊髄空洞症、筋ジストロフィーなどがある。放置すると側弯が高度になり、座位がとれなくなったり、最悪の場合では呼吸障害や摂食障害を生じたりすることが少なくない。柔らかい装具による矯正や適切な時期に手術を行うことで、このような日常生活の障害を予防することが可能である。