一般的には20歳以上の成人期に発見された後側弯症のことであるが、その定義ははっきりしていない。思春期特発性側弯症の遺残であったり、新しく成人期に生じた側弯であったりする。
若年者の側弯と比較して問題点は多い。変形が固くなっているために矯正が十分に得られなかったり、骨粗鬆症により骨が弱くなっていたりするために、若年者の側弯と比較して問題点は多い。また側弯よりも後弯変形が逆流性食道炎による食事の困難やまっすぐに前を見ることが難しい(前方注視困難)場合もある。多くは骨盤からの固定術や骨切り術によって矢状面の矯正を行う必要性がある。
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